セラミック矯正とは、歯並びを改善したい歯（場合によってはその隣りの歯）を削って、歯にかぶせ物をすることで歯の並びをそろえたり、歯の形を希望の形に整える治療のことです。

セラミックは天然の歯と区別がつきにくいほど、形や色を綺麗にすることができます。

前歯の歯並びを改善する場合は、早ければ２～３回の通院で完了することができるため希望される方は多いです。

こちらは真ん中の前歯のがたつきを主訴にいらっしゃった患者様です。

左右の前歯合計３本分を削ってセラミックのかぶせ物を入れた症例です。
(上顎右側中切歯・犬歯、上顎左側中切歯)

歯の大きさをそろえるように削り、隣り合う歯と色調を併せセラミックを作製。

歯が多少しみることがあったものの、神経を取ることなく完了しました。

歯列もそろい患者様には満足していただけたと思います。

こうしてみると早くてキレイな歯並びを手に入れることができるセラミック矯正は良いことづくめのように見えると思います。

でも注意してください。

必ずしもすべての方に適して行えるという治療ではありません。

まずはセラミック矯正のメリットとデメリットを挙げていきます。

【メリット】

・治療期間、通院回数が少ない。

・歯の形や色などの改善も同時にできる

・後戻りがない

【デメリット】

・歯を削らないといけない

・歯の神経を取る、抜歯が必要になることがある

・虫歯などでセラミックを作り直すことがある

このメリットとデメリットを比較したうえでセラミック矯正を行っていくかを判断します。

よくネットなどでセラミック矯正をして後悔した…と載っていることがあります。

おそらくデメリットを一切考えずに行ってしまったのではないでしょうか？

セラミック矯正で考えるべき最大のポイントは「健康な歯を削ること」です。

かぶせ物を入れるため必ず歯を削る必要があります。

歯並びや歯の大きさ形などによっては歯の神経まで取る可能性もあります。

一度削った歯は元に戻らないことと、神経を取った歯の寿命は平均30年と言われているため、20年、30年後に歯を失うリスクを受け入れても良いかを考えないといけません。

また、デメリットはあるものの、

・すでに詰め物やかぶせ物が入っている。

・虫歯があって削らないといけない。

・過去に虫歯などで神経は取っている。　

・神経を取るほど歯を削る必要がない。　など

デメリットを少なくする要素があり、メリットの方が大きいことも多々あります。

比較をしてメリットが大きい場合はセラミック矯正を行う価値があるといえます。

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どんな治療方法にもメリットとデメリットがあります。

セラミック矯正にも良い面はたくさんあります。

気になる方はお気軽にご相談ください。

あなたにとって一番良いと思われる治療方法をご提案いたします。

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