世界で一番多い病気

日本はもちろん、世界中で一番有病者率の高い病気はご存じですか❓

2010年に、東京大学大学院医科研究所をはじめ、世界各国の大学・研究所、WHOなどの機関が共同で行っているプロジェクトの結果が発表されました。

膨大なデータ解析を行い、1990~2010年までの世界の疾病負担の推計を報告したものです。

この報告の中で、約300ある疾病の中の有病者率で、どれくらいの人が罹っているかという割合を出しています。

その第1位が「未処置の永久歯の虫歯」です。

有病者率は、なんと35.3%

第6位には「重度の歯周病」有病者率10.8%

第10位は「未処置の乳歯の虫歯」有病者率9.0%

昔に比べたら虫歯は減ってきているという認識が強いですが、3人に1人は虫歯を持っていて治療を受けていないというのがわかります。

ちなみに日本での歯科疾患実態調査(平成28年度)でも、20歳以上の未処置の虫歯を持つ割合は約30%です。

他の病気では、腰痛の有病者率が約9%、高血圧が約7%、糖尿病は2~3%くらいです。

多くの病気は高齢な人に見られることが多いですが、虫歯は年齢を問わず30%近くの人が有していることを考えると驚きですね😨

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虫歯は歯を失う原因でもあります。

歯を失えば食事が十分に出来ないだけではなく、認知機能の低下など他の病気の誘因となります。

虫歯は自然治癒することはありません。放置しても悪化するだけです。

虫歯になったら適切な治療を受け、虫歯にならないよう口腔ケアと定期検診が重要です。

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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