歯科医師になるには?歯科医師はどんなことができる?

皆さんが一度は診てもらったことがある歯科医師という職業のこと、ご存じですか?

歯科医師の資格を持っていて、虫歯を削ったり、歯を抜いたりする仕事だよね…

ということは知っていても、具体的には知らない方も多いと思います。

そこで今回は、歯科医師になるための手順や、歯科医師になったらどんなことができるのかをご紹介していきます。

【歯科医師になるには?】

歯科医師になるには、歯科医師免許を取得することが必要です。

通常、6年制大学の歯学部(歯学科)を卒業して、歯科医師国家試験を合格することで、歯科医籍に登録され厚生労働大臣から免許が発行されます。

現在は、歯科医師の資格を習得後、研修実地の指定を受けた病院や診療所などで一年以上の臨床研修が義務づけられています。

歯学部(歯学科)がある大学は全国に29校あり、国立11校・公立1校・17校です。

医学部が全国で82校あることを考えるとかなり少なく感じますね。

偏差値は国公立で60前後、私立は45~55前後となっています。

特に私立の難易度はやさしいため、高校3年生になってからでも歯学部を目指してチャレンジすることが可能です。

歯学部に入学後は、基礎的な講義や実習などを受け、6年かけて歯科に関する専門的な知識を学んでいきます。

実際の患者さんと接する臨床実習を行う前には、「OSCE」や「CBT」と言われる共用試験に合格する必要があります。

それ以外にも進級試験や卒業試験などのいろいろな学内試験を合格して卒業することで、歯科医師国家試験の受験資格を得ることになります。

歯科医師国家試験の平均合格率は66.1%(2024年)と意外と低いため、国家試験に合格できるレベルに到達できない場合は留年や卒業保留になることもあります。

歯科医師国家試験は例年2月上旬ごろに実施され、2025年は2月1日(土)、2日(日)の2日間、全国8会場で行われます。

合格発表は3月中旬ごろ。

ドキドキしながら結果を待ち、はれて合格したら歯科医師免許を取得することができます。

歯科医師免許にも免許証がありますが、運転免許証みたいなカードタイプではなく、A3サイズの賞状タイプです。

あまりにも大きいため携帯はできません…。

ようやく歯科医師になりましたが、1年以上の臨床研修を受ける義務があります。

右も左もわからない歯科医師になりたての研修医として、指導医のもとで勉強していきます。

それ以降はどんな分野で活躍していきたいかによって進む道が異なってきます。

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【歯科医師はどんなことができる?】

歯科医師になるとむし歯や歯周病などの治療はもちろん、被せ物や詰め物、入れ歯の治療などの歯科医療行為ができます。

歯科治療を行っていくうえで専門性を強化して専門医の資格を取ることもあります。

・歯科放射線専門医
・歯科麻酔専門医
・口腔外科専門医
・歯周病専門医
・小児歯科専門医
・矯正歯専門医  など

さらにインプラント治療や審美治療、再生医療などに力を入れる先生もいます。

超高齢社会になっている現在では、歯科医院で患者さんを待つだけではなく、訪問診療をしているところも増えてます。

臨床の現場だけではなく、法歯学者や研究者の道に進むことも可能です。

また、歯科医師免許を取得すると同時に与えられる資格があります。

・食品衛生管理者
・衛生検査技師
・衛生管理者
・臨床検査技師
・歯科技工士
・労働衛生コンサルタント

上記の資格ができる仕事も行うことが可能なので、分野の異なる会社などでも活躍することができます。

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歯科医師になるにはどうするのか、歯科医師になったらどんなことができるか少しでも知っていただけたでしょうか?

これをきっかけに歯科に関して興味を持っていただけると嬉しいです。

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